ちょっとさびしいニュースが舞い込んできました。リクルートの海外旅行情報誌「エイビーロード」が廃刊になるそうです。 私は今から約20年程前、大学生の頃に縁あってその創刊時期メンバーとして参加していました。その後足掛け6年、旅行業界の異端児的存在であった通販市場の育成、成長に少なからず寄与してきたと自負する身としては、ある種感慨深いものがあります。 昔の旅行業界はいろいろな規制が多く、また大手を中心とした寡占的支配が当たり前の、非常に閉鎖的で消費者置き去りの業界であったと思います。 その最たる例がいわゆる闇カルテルのような最低販売価格の存在でした。航空会社、ホールセラー(卸)、代理店などが、ハワイなどの旅行価格を統制していたのです。 そこに風穴を開ける一助となったのが、エイビーロードの出現であったと思います。消費者サイドに立って、さまざまな旅行会社の旅行内容(行き先、航空会社、ホテルなど)と料金が一冊の本の中で比較検討できる。そして気に入ったツアーがあればすぐに電話で申し込める。ある種の流通革命であったと思います。 その真の意味での旅行の規制緩和、自由化の旗手を担った媒体の廃刊。これも時代の流れなのでしょう。 でも、ご安心を・・。紙の媒体、書店に並ぶ本としての役目は終わりましたが、媒体をインターネットに代え、これからもエイビーロードは生き続けるようです。 果たして金融業界はどうなって行くんでしょうか?まだまだ甘い規制緩和に自由化。消費者ニーズの把握や消費者教育のできていない金融機関。カウンター業務による対面販売中心の業態、などなど。 その時代の流れをどう読み取り、どう自分達に生かしていくのか?水先案内人の真価が問われそうですね。
先日より問題になっている社会保険事務所の免除申請の件、あれって本当にひどい話ですよね~。未納者で免除の申請をしてもらった人にとってはそれはLUCKYな出来事だったのかもしれませんが・・・。通常免除対象者は、その免除対象期間についてその後保険料を支払わなくても、年金の受給権を判断する際にはその期間は保険料を納めたものとみなしてくれて、その上、実際の年金額を計算する場合には、その1/3の期間は保険料を納めたものとして計算してくれるわけです。なので極端な例で言えば、もし20歳~60歳になるまでの40年間全てが保険料免除期間だったとしたら、当然受給資格期間は40年となり、年金を受け取る権利を取得できます。また年金額については、40年全て保険料を払っていなくても年額26万円程度受け取ることができるわけです。その人の年金原資はどこからでているかというと全額が国のお金。つまり税金です。この免除申請の制度は、本来は障害を負って働けなかったり、収入の関係でどうしても年金保険料を払うことができない人に対する救済措置となります。なので一定の障害を持っている人や生活保護を受けている人たち以外については、その人自身が申請をして、その申請に基づいて本当にその人は保険料を払えない立場にある人なのかどうかを厳正に審査した上で、免除対象者となることができるわけです。なので今回のように、本来十分払えるのに、怠慢で全く保険料を払っていない人が税金で救済されて、まじめに払うのが馬鹿らしくなりますよね・・・。本当に社会保険庁しっかりして欲しいものです。
みなさん、こんにちは。雑誌掲載情報です! 現在発売中の 『 OZmagazine 』 6.26号(スターツ出版)に、 フェイシス100ten.schoolが掲載されております。 P.110「OL生活向上計画」という連載のひとつとして取り上げられていますので、どうぞご覧下さい!
またまた日本経済を揺るがすような大事件となった村上ファンド問題。犯罪についての話はともかく異例の記者会見で気になったことが何点かあった。 先に述べておきますが、私は村上氏を擁護するつもりは毛頭なく、好き嫌いで言うならば嫌いな方に属する人だと思っています。←多分いっぱい儲けたから嫌いなんでしょうね。 なんで天罰なの?この記者会見のはるか前に、阪神球団のSDたる人物のコメントに「天罰が下る」などという言葉を見たのが・・。私は関西在住ですので、スポーツ新聞などでも大きく活字が躍っていました。吠える・・、噛みつく・・というようなニュアンスで、ファンの声なども合わせて、よく言った。さすが我らが〇〇さん、拍手喝采ってな調子。 これもあらかじめ断っておきますが、私は阪神ファンではありません。なので、SDやファンとしての心情は理解できません。でも、天罰はおかしくないですか?・・・・天罰って、天?神?の裁き・・・・これって正当な株式取得の結果において下るんですか?⇒少なくとも当時阪神株取得については犯罪性はなかったと思います。 私は、以前のテレビニュースでこの場面を見た時に、こんなことをこんな立場の人間が言っていいものか?と思い、思わず子供達にこういう意見はおかしいと思うよ。こういうことを言ってはいけないよ。と話した覚えがあります。 そういう意味で、今回の記者会見で口にした気持ちは非常に理解できます。こんな聞くに堪えない、見るに耐えない意見をおもしろおかしく取り上げていたマスコミやコメンテーターも・・・。 そんなことよりも、株式会社としての阪神の経営や経営陣の考え方、阪急との統合合意までの経緯や将来像、本当の意味でのファンサービスや株主の利益とは何なのか? もう少し真剣に考えるべきだったんじゃないでしょうか?単なる敵扱いでいいんでしょうか?あまりに感情的過ぎませんか? まだまだ言いたいことがいっぱいあるのですが、それはまたの機会にでも・・。 そうそうルールの中でお金を儲けることは素晴らしいことだと思いますよ。これは未来永劫普遍の理だと思います。
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